こんにちは!
杏、アプリコットの生が、関東でも手に入るように
なったのは、まだ最近のことのような気がします。
昔のアプリコットはドライフルーツかジャム。
フランスで初めて生のアプリコットをみて
感動したのを覚えています。
まあるい形と少しくすんだオレンジ色ーまさにアプリコット色ー
がとってもかわいらしくて、見ているだけでもほっこりする果実です。
初めて食べたときにびっくりしたのは、
意外にも味がないこと!ない、というと変ですが甘いも酸っぱいも、
ごくごく薄い。ところが加熱した途端、酸味が際立ち、
砂糖を加えるとおいしくなるのです。
さて、7月のレッスン用に『杏のタルト』の試作をしました。
タルト、といっても生地は作らず、卵液にイーストを入れる方法。
フランスでは、季節のフルーツで簡単に作られるデザートです。
作り方も、至って簡単。
卵、砂糖、生クリーム、牛乳、イーストなどを
ボッシュのハンディブレンダーで混ぜます。
杏は種だけとり、皮ごとカット。
バターを塗ったグラタン皿に並べます。
アパレイユ(卵液)を注いで、オーブンへ。
ほっこり、温かい感じのデザートになります。
ちょっと温かいものおいしいし、冷たくした物に
アイスクリームを乗せたりしてもいいですね。
コーヒーより、紅茶が合いそうなデザートですが、
マリアージュレッスンでは、
ワインと合わせちゃいますよ〜。
楽しみです!