皆様bonjour!

東京には暑さが舞い戻ってきましたね。

20年近く「 日本人の私が最も元気でいられる食ってなんだろう??」
と模索してきたのですが、その答えのひとつが「伝統発酵食」です。

私の日常食にも、レシピにも、それらが登場する理由がここにあります。

日本とフランスは、気候風土も大きく異なります。

⭕️写真:パリ郊外、エペルノンのフランソワーズ宅のテラスにて。カラッとして強い日差し☀️↓

我が国は高温多湿で湿潤。
夏のこのジメジメした気候はフランでは絶対ありえません。

フランスは乾燥地帯で、真夏でもカラッとしています。

日本の伝統発酵食は、湿潤な気候が大好きな「こうじ菌(カビの一種)」
のおかげで成り立ってきました。

そう。
こうじ菌はヨーロッパのような乾燥した地では繁殖しないんです。

しょうゆ、みそ、日本酒、みりん、酢、甘酒は、み~んな
こうじ菌の働きのおかげでできた素晴らしい食なのです!

ちなみに、こうじ菌は日本の国菌。
フランスでは自然には生まれない菌なのです。

日本人としてこの気候風土で最も健康でイキイキ暮らせるヒントは

・伝統発酵食(こうじ菌)
・旬野菜
・米(未精製穀物)
・この国の四季&自然を楽しむ心

こういったところにあると私は思っています。

もともとフレンチが大好きな私。
仮にフランスでの食生活を帰国後もずっと続けていたら、、、。
想像すると怖くなります。

⭕️フランソーズが作ってくれた舌平目のソテー。美味しいけどこの巨大さです、、😮↓

フランスに行きフランス人と食卓を共にしたからこそ、彼らと自分の違いを意識するようになり、その後カラダの仕組みも学んで、私なりに日本人に優しい、体に馴染む食を追い求めてきました。

とは言え、今もチーズは大好きですし、肉や魚も気が向けば普通に頂きます。

⭕️写真:フランソワーズの手料理はどれも絶品!クリーム多めだけどね😋↓

ただ、その日の自分のカラダに馴染むもの、必要な量をわきまえられるように変わりました。

食べたいだけ食べて、いつも満腹になっていた私にとり、体の声をちゃんと聴けるようになったことは大きな収穫💝

今は日本の伝統発酵食が日々の私の食卓を賑わしてくれています。

この伝統発酵食が私たちに与えてくれる恩恵は、日本に生きる私たちの美味しさの面&健康面の両面において本当に素晴らしいです!

これからもこの日本の人の体に馴染む食=伝統発酵食を自分の料理にドンドン取り入れて、日仏の良い所どりをしたレシピを日々楽しみながら創っていきます。

フランソワーズは私に常に料理や生き方のよきヒントを与えてくれる大切な存在で、感謝してます。

⭕️写真:日本人の私とつきあいの長いフランソワーズ。料理を作る時は私の為にあっさり仕立てにしてくれる、おちゃめで心優しい姉です🇫🇷↓