皆さま bonjour!
私の畑では海に向かいクリスマスローズが咲いています。
この12月は忙し過ぎて、畑に全く行けずとても残念、、。
心に残るXmasの思い出。
皆さんはどんなものがありますか?
今でも忘れられない私の思い出は、ロンドンでの出来事。
22歳の12月。
暗く寒いロンドンで私はフラット(アパート)を探していました。
パリのコルドンブルーへ入学する前、ロンドンの分校で勉強する為に、それまで住んでいたドーバー海峡に面する小さな田舎街から上京。
ピカデリーサーカスから数駅のハイベリー&イズリントンエリアにどうにか部屋を見つけて、ホッ☺️
早速、中心地へ連日繰り出し、
ハロッズでXmasプディングを買い、
リバティーへパディンドンベアを見つけに行き、
フォートナム&メイソンのお茶の種類の多さに興奮し、
リージェント・ストリートのきらびやかさにうっとりし、、、
22歳の私はそれはそれはこの上もない幸せ感に包まれていました。
ロンドンのアンダーグラウンドやダブルデッキバスもすぐに乗りこなせるようになって、
キラキラなロンドンの日々を謳歌していました。
ヨーロッパで迎える初めてのクリスマスがいよいよやって来ました♡
東京と同じくらい賑やかで華やかな大都市なんだから、Xmas当日でもショップやスーパーはきっとやっているに違いない!
そう勝手に思ってしまった私は事前に何も買い込まず12/24を迎えたのです。
いつもの調子で街に繰り出したら、アレレ😂
どこもウソみたいにシーンとしているではありませんか!!
どの店も閉まり、ハイベリーの街は人もまばら。
人の気配があるのは教会くらい⛪️
あまりの寂しさに、その教会に入りました。
ミサの間じゅう「今晩食べるものないよ~。どうしよう、、、」
そんな思いが何度も頭をよぎります。
「この後はお家で家族とXmasディナーよ」
そう言って教会から立ち去る幸せそうなイギリス人家族たち。
その背中を見て、半分本気でついて行きたくなったワタシ😢
ヨーロッパで迎える初めてのXmasがこんなにもみじめなことになるなんて(涙)。
その夜は、ひもじい思いで眠りにつきました。
そして夜が明け、12/25🎄
フラットのドアを開けようとしたのに、いつものようにスーッと開かない、、、。
「あー、ドアまで壊れたか!どこまでついていないんだろう!!」
そう言って、ググッとドアを押し開ける。
すると、そこには大きなプレゼントが☆☆
でもこれはきっと何かの間違えだ。だって心当たりの人、居ないもん、、。
でもそれは確かに私へのプレゼントでした!
フラットの大家、ロンさんと奥様からの。
ヨーロッパのクリスマスは家族のもの。
ロンドンに引っ越してきたばかりで友達も家族も居なかった私のことを思っての贈り物。中身は沢山のお菓子でした(笑)
人の心のあたたかさを感じられ、涙が溢れたXmasの思い出です。
物欲の無い私にとって、何か物を頂くより、人の心のあたたかさを感じられる事が最高のプレゼント🎅🎁
大家のロンさんは白髪のおじいちゃまになっているんだろなぁ〜。
いつの日か、あのフラットを再び訪れてみたいです🇬🇧
どうぞ皆さまもあたたかいクリスマスを…👼
※下の写真は、クリスマスローズと名付けたデザート。12月、私の教室《パリ15区》でお教え中です。
自分で作った甘酒とイチゴなどをボッシュのフードプロセッサーで潰し、薔薇のシリコン型に詰めて作ります。白砂糖不使用です🎵