みなさまbonjour!

今日、青山は台風の影響で土砂降りの雨。
いつも行くお花屋さんニコライ・バーグマンの店先のカボチャ達もびしょ濡れです。

昨日のレッスンで、生徒のMさんが愛らしいフラワーアレンジメントを
持ってきて下さいました!

かぼちゃを使ったフラワーアレンジメント。
食卓が一気に華やぎ、他の生徒さんたちもワクワクしていました。

Mさんはご自宅でお花を教えていらっしゃいます。
この夏にモナコで開かれたお花のコンクールに参加。
そして見事にカトリーヌ姫(グレース王妃のお嬢様)の特別賞を受賞したのです!

私がパリのコルドンブルーで学んでいた頃、いつも受付に大きくはないけれどセンスの良いお花が飾ってありました。

印象的だったのは、お花と共に野菜やフルーツが添えられて作品になっていたこと。

時にはパプリカ、またある時にはアーティチョーク、オレンジ、りんごなどと共に。

パリのアレンジメントは当時の私には意外性に富んでいて心を揺さぶられました。

○私の畑にひっそり咲くコスモス↓

今月のレッスンは、
柿とたくあんのオードブル、かぼちゃのブラウンライスリゾット、ポークのワインソテー フォン・ド・ヴォーと八丁味噌のソース、
栗とナッツをつかったプチ・マロン。

生徒のみなさんの食欲もUP気味(笑)

私は、食は楽しく美味しいことが一番!と考えています。

「美味しい~!」と言って喜んで下さる生徒さんたちの笑顔を見ると、この上もなく幸せな気持ちになります。

食材の相性を考え、味を活かすこと。

体に優しい食べ物であること。

これも非常に大切です。

 

フレンチがベースですが、日本人の体に無理のあるバターや肉の量にならないよう配慮します。

そんな私の料理の大きな特徴が、日仏のマリアージュ(融合)。

例えば今月のメインのソースは、フランス料理の代表的なソース、フォン・ド・ヴォーを使いますが、そこに八丁味噌を加えています。

フォン=だし汁。
ヴォー=仔牛。
つまりフォン・ド・ヴォーとは「仔牛のだし汁」と訳せます。

仔牛の骨を香味野菜と一緒に焼き、その後何時間もかけて煮込み、
ようやくとれる貴重なだし汁です。

この褐色のソースはコクが有り、これぞフレンチ!という香りで、私は好きなのですが、やや動物臭が強い。。。
そこで、この匂いに負けないくらいしっかりした旨味を持つ八丁味噌を加える。
すると、とても穏やかな味にまとまるんです。

こうすることで、私たち日本人の体にも馴染みの良いものになり一石二鳥🐥

 

Mさんのフラワーアレンジメントも野菜とお花の素敵なマリアージュ。

どうやら私は、料理も、フラワーアレンジメントも、旅、人間も、意外性のあるワクワクするものが好きなようです。