築地に行くと春の食材達を見かけるようになりました。

せり、菜の花、ふきのとうとお教室でも早春のお野菜を使ってのお料理をお教えしております。

昔から春の料理には苦味を大切にと言われ、食材のほろ苦さや成分が冬に眠った身体を目覚めさせてくれて、毒素を排出してくれるとも言われています。

ふきのとうは衣揚げに。油との相性がよくほろ苦さが何とも言えない美味しさです。菜の花を使った椀物。お椀の中で季節を感じる事が出来ます。

今月は生利節もご紹介しました。鰹を蒸したり茹でて加工したものですが、懐かしいとおっしゃる方もいれば、全員が知らないというクラスもありました。そのままで生姜醤油で食べても煮物にしても美味しいのですが、徐々に消費量や見かける事が少なくなってきている和食材かと思います。そうした食材を伝えていくためにも積極的にご紹介していく事にしています。

先日は生徒様が自ら育てた蕪を朝採って持参して下さいました。なんと可愛らしいのでしょう!皆さまと分けて頂きました。

レッスンでは毎回和菓子をお教えしておりますが、今月は雪解けという銘の和菓子をご紹介しました。

お茶のお稽古でご用意した鶯のお菓子。お目目が何とも愛らしいですね♪